北海道環境科学研究センター

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VOC

揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds;VOC)は、光化学オキシダント浮遊粒子状物質の原因物質の一つとして知られている代表的な大気汚染物質です。なかでも、発がん性物質であるベンゼン、有機塩素化合物であるトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロメタンの4物質については環境基準が、アクリロニトリル、塩化ビニルモノマーの2物質については指針値が設定されています。北海道では上記6物質にクロロホルム、1,2−ジクロロエタン、1,3−ブタジエンを加えた9物質について大気汚染防止法に基づく有害大気汚染物質モニタリング調査の一環として平成9年度から大気環境調査を実施しています。また、環境大気中濃度が環境基準値を超えて出現した地域について、その環境濃度の低減を図るため、発生源の特定、濃度レベルの把握、排出量などの実態調査を行っています。さらに、人間活動の影響が小さい清浄地域におけるVOC濃度を測定し、バックグラウンド値の把握等の調査研究を行っています。

 VOCには地球温暖化オゾン層破壊など地球規模の環境問題の原因物質として知られているフロン類や有機塩素化合物も含まれます。これらの物質は、製造中止、使用禁止などの措置がとられ、今後大気環境中の濃度の減少が見込まれますが、フロン類などは大気中での寿命が特に長く、しばらくはその濃度の監視が必要と考えられます。私たちは清浄地域でのモニタリングから、これらの物質の一般環境における基礎的な濃度レベルの把握、及び経年変化の監視を目的とした調査研究を行っています。

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